WILL NEXTで行っている研究

ゴキブリとブラッタバクテリウムについての仮説と検証実験 (2014年~)

 ゴキブリは恐竜時代から生き延びた生命力の高い昆虫です。その生命力と知能は人間が恐れるほど高いものです。
 
 当研究所では、このゴキブリを人間に無害な方法で退治できる方法はないかと、2014年から仮説・検証を繰り返しています。
 
 1億4000万年の昔から、ゴキブリの体内に住みついている細菌が、Blattabacterium(ブラッタバクテリウム)です。この細菌は、ゴキブリの体の老廃物を、ゴキブリが生きていくのに必要な分子に変換する役割を担っています。
 ゴキブリの体内からは尿酸は排泄されずに脂肪体内に蓄積され(この機能によりゴキブリは排尿する必要がないのです)ます。そして、生命に欠かせない元素の一つである窒素源の欠乏した状態に置かれると、アンモニアをアミノ酸に転用し、再利用しています。
 要するに、ゴキブリは、このBlattabacteriunという細菌により、たんぱく質などのアミノ酸体窒素が非常に乏しい食環境の中にいても、半年近くも生き延びることができるという、まさに驚異的な生命力の持ち主なのです。

   WILL NEXT VS Cockroach

 ここで、アンモニア成分を分解する当研究所の開発した液体をゴキブリに噴霧し吸引させたらどうなるか、という実験をしました。噴霧後、しばらくすると、ゴキブリは動きが遅くなり、死滅したふりの状態に入ります。死滅ではなく、死滅したふりをするのです(ゴキブリは危機的状況に追い込まれるとIQが300まで上がります。実は人間よりはるかに賢いのです)。

 再び刺激を与えると動き出しますが、また同じ状態(死滅したふり)に戻ります。このような状態を繰り返すうちに段々と弱りはじめ、最後には死滅に至ります。
 
 まだ仮説の段階ではありますが、この結果はアンモニアを分解するという性質をもった当研究所の開発した液体が、ゴキブリ特有の、アンモニア→アミノ酸に転用するという代謝機能に働きかけ、ゴキブリ体内に蓄積されたアンモニアに反応し死滅に向かわせたと考えられます。
 今後もゴキブリとの闘いは続きます・・・。

ゴキブリに餌付けをしているところです。人間がそばにいても逃げない(ゴキブリはIQが高いため、研究所の人間が危害を加えないことを知っているのです)ところが、この動画のポイントです。



メダカの養殖 (1992年~)

 廃校になった「めだかの学校」再生プロジェクト

 童謡「めだかの学校」で知られる二ホンメダカ(原種)であるクロメダカは絶滅危惧種に指定されているのはよく知られていますが、今この二ホンメダカが再び注目されているのをご存知でしょうか?
 その理由は、二ホンメダカの遺伝子とヒトの遺伝子構造が非常によく似ていることから、マウスを用いて実験していたものを、これからは二ホンメダカで検証・研究しようという動きがあるからです。
 しかし、二ホンメダカは宅地造成や農業改革などの人間の生活影響を強く受けて生息数が激減し、1999年には環境庁(現環境省)によって絶滅危惧種2種に指定されました。

   WILL NEXTの「めだかの学校」
 
 私たちの考える二ホンメダカの繁殖設備は、あえて人間が協力しない自然を再現するというものです。
 研究所には、メダカの生息する水深を持ったプラスチック容器が3個、その容器の中には風に乗って落下し蓄積された砂や落ち葉などがあり、浮草が浮いています。
 容器の中には自然と住みつくようになったゲンゴロウやギンヤンマヤゴ、マツモムシ、タガメなど、メダカ以外にも多くの生徒さんがいます。
 例えばトンボは秋から冬にかけて産卵し、卵は春頃にヤゴとなり、6~7月頃には羽化してトンボとなって飛んでいきます。
 実は、「めだかの学校」では、運が良ければこうした様々な自然の羽化状態にも出会うことができます。
 
 メダカはメダカ以外の生徒さんと共存することにより、自分たちの子孫を残すことが可能になるのです。
 
 このように、「自然本来の水質環境を保持することが、メダカの繁殖には最も必要なことなのだ」というのが、当研究所の結論です



貝殻洗浄剤 (2016~)

 愛知県知多半島のアサリ等の貝殻の死骸を再利用できないかと研究を開始。



放射能除去 (1997年~)

 地下水(下水)にある放射能を除去できないかと思い、研究を開始。まだ研究段階ではあるが、放射能除去には成功している。

 


自動車の歴史 (1997年~)

 運転免許を取得した年に、初めて自分用に両親が用意してくれた中古車をきっかけに、車の洗浄に関心を持つ。MOSやCOCを使用して、車に付着した数十年分の汚れと臭いを洗浄・除去できるか実験をするために収集を始めた。その後、クラシックカー・ネオクラシックカー等の歴史にも興味を持ち始め、研究材料としている。


世界のごみ箱コレクション

 「ゴミ箱の中には宝物が入っている」をテーマに、世界中のゴミ箱に興味を持ち、研究を開始。国によってゴミ箱のデザインは様々で、実に興味深い。また、ごみ箱の中身も、各企業のパッケージ(パッケージデザインは、企業が一番お金をかけている部分)が、それ自体は全く汚れてもいないのに、悪臭やごみに紛れて捨てられている。それらを発見することが、宝探しのようで面白いと思っている。